目安を知ろう!おっぱい・母乳は足りている?
母乳で育てているママたちからの相談で、「母乳が足りているかわからない」という不安について話を聞きます。ミルクと違って目分量がわからない母乳は、ママもどれぐらい出ているか心配ですよね。今回は母乳が足りているかどうかの目安についてお話しします。
母乳量が足りているかの目安
- 母乳を与える1日の回数分は飲ませている(例:例えば、1~2か月ごろなら、1日8回以上母乳を飲んでいる)
- 1日におしっこで6~8枚のおむつが濡れる
- 1日に3~8回、うんちをする
- 体重が増えている。(例:例えば、1~2か月ごろなら、1日18~30gの割合で体重が増えている)
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成長曲線の中に入っている。
ワンポイントアドバイス
- 便秘になっていないか、おしっこは出ているか、体重は増えているか・・・この3ポイントを中心に確認してみましょう
- 赤ちゃんの体重が増えない、減っていくなどの心配があれば、お世話になった産婦人科か赤ちゃんを見てくれる病院へ相談に行きましょう。母乳がどれぐらい出ているか、母乳量を確認することもできます。
- 出産した産婦人科でみてくれない場合、どこの病院に行ったらいいか悩んだら、自治体の保健センターへ相談してみるのもおすすめです。
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今は母乳が足りないけど、今後母乳で育てていきたいという場合は、必ずミルクの前に母乳をあげましょう。足りなくても、泣くたびに母乳を吸わせることで母乳の分泌が促進されます。左右の乳頭を十分に吸わせ、頻回授乳を心がけてください。
- ただ、「おっぱいを吸わせれば出るようになる」のにもコツがいります。少し頑張ってみて、おしっこ量が少ない、便秘、体重が平均より少ないなど当てはまるものが1つでもあれば、助産師さんや自治体の保健センターに相談したり、病院の母乳外来を訪ねてみることもおすすめします。母乳とミルクの混合や、母乳はあきらめてミルクのみで育ててもいいでしょう。
母乳量が足らない時は乳児用ミルクで補おう
たとえば、こんな商品です
母乳が足らないと感じた場合は、1回30~40ml程度を目安にミルクを足してみましょう。ただ、ミルクは消化に時間がかかるので、あまり足しすぎると授乳間隔が3~4時間ほど空いてしまい、母乳の分泌が低下してしまう恐れがありますので、注意してくださいね。そして、生後3ヶ月ごろまでの赤ちゃんは与えただけ飲んでしまう子もいます。吐いたりぐずるようであればミルクの足しすぎかもしれません。飲み終わった後の様子を見ながら、ママが量を調節してあげましょう。
完母にしたい場合は、授乳リズムが整えることから始めて、授乳リズムが整ってきたら、少しずつ足すミルクの量を減らすように進めてください。その間もおしっこやうんち、体重増加は気をつけてみてあげることがおすすめです。