【メリット&デメリット】乳児用液体ミルクがついに日本でも買える!!
国内での製造・販売がスタートに!
粉ミルクのように調乳の手間がなく 、 開封後すぐに授乳できる「乳児用液体ミルク」 。2018年夏、国内での製造・販売が法改正により可能になりました。
乳児用液体ミルクって何?
赤ちゃんにとっては母乳が最良液体ミルクでも赤ちゃんに必要な栄養ですが、母乳が与えられないときは母乳の代替品である、育児用ミルクを飲ませることがありますよね。現在販売されているミルクは「粉ミルク」と呼ばれる、粉やキュープタイプのものです。70度以上のお湯で調乳し、人肌に冷ましてから飲ませます。一方、「乳児用液体ミルク」は開封するだけですぐに与えられるのが最大のメリット。お湯を用意する必要がなく、冷ます手間もいりません。そのため、夜間の授乳やお出かけ時に重宝するといわれています。栄養価は粉ミルクと同等なので、液体ミルクでも赤ちゃんに必要な栄養素を取ることができます。
海外ではどのように使われているの?
液体ミルクはアメリカやヨーロッバを中心に、カナダ、ロシア、韓国など、多くの国で使われています。とくにフィンランドでは液体ミルクの割合が9割を超えているとのこと! 利便性がいいけれど価格が少し高めな液体ミルクは出かけ時や保育園に預けるときに使うなど、場面によって使い分いわけているようですね。
液体ミルクには容器のキャップを乳首につけかえるだけでに授乳できるタイプと哺乳瓶に移し替えて飲ませるタイプがあります。容器はプラスチックや紙パックが主流。スーパーマーケットなどで手軽に購入できるので、便利ですよね。
海外では売られていたのに、なぜ日本では今までなかったの?
それは、液体ミルクを製造・販売するための法律の整備が必要だったからです。粉ミルクは法律によって規格が定められていて、品質がきちんと保たれていますが、液体ミルクに対しての法律はありませんてした。2011年の東日本大震災、16年の熊本地震で液体ミルクが救援物資として寄贈され、液体ミルクの販売許可を求める署名活動や国の男性の育児子育て参加などの政策も追い風となり、18年8月に液体ミルクの規格基準が定められ、ついに国内での製造・販売が可能になったのです。
日本での発売はいつ?
2019年3月ごろ、ニュースでも取り上げられていましたが、日本初の液体ミルクは今春に発売される見通しです。厚生働省の許可を得て、粉ミルクを国内で製造・販売しているのは現在6社。液体ミルクの襲造・販売が可能になったのが2018年8月なので、店頭に液体ミルクが並ぶのはまだ先だと思われていました。そんな矢先、江崎グリコが液体ミルクの開発に成功し、今春が発売予定であることを発表。やっぱり江崎グリコ、さすが江崎グリコですね。液体系強いですわ。
日本栄養士会は液体ミルクに関するガイドラインをすすめ、自治体への備蓄を呼びかける計画のようです。私たちママの手に届くまで、あともう少しですね。ますます便利なベビーライフに期待が高まります。
※江崎グリコアイクレオ 江崎グリコから発売されるのは哺乳びんに移し替えるタイプ! 容量は125ml。 付属のストロ ーを 紙バックにさして、
哺乳びんに移し替えて 飲ませるタイプで、 温めは不要、 常温で6カ月保存可能です。
江崎グリコのほか、どこのメーカーがでてくる?
今後、液体ミルクについて、国内6社のメーカーが製造・発売を予定しています。江崎グリコ(粉ミルク:アイクレオのバランスミルク)のほか、明治(粉ミルク:ほほえみ)、森永乳業(粉ミルク:はぐぐみ)、雪印ビーンスターク(粉ミルク:すこやかM1)、雪印メグミルク(粉ミルク:ぴゅあ)です。
液体ミルクのメリットとデメリットは?
液体ミルクのメリットとしては、調乳不要で 、 夜中でも関封から約5秒で授乳ができること、 適切な栄養を衛生的に与えられることです。また、災害・防災時に水やお湯がない環境でも、赤ちゃんにミルクを与えられることが大きいですよね。こんなに便利な液体ミルク。しかしながら、デメリットもあります。粉ミルクと比ぺて価格が高く重いこと。賞味期限が短く、かさばるので保管 スベースを多くとること。また、液体ミルクを温める湯合に手間がかかることがあげられます。
いずれにしても、液体ミルクの良い点と悪い点を生かし、赤ちゃんとママの育児ライフに取り込むことで、より便利な生活を過ごせることができるでしょう。
液体ミルクはどこで買えるの?
こちらで 母乳に近い栄養成分 アイクレオの液体ミルクが購入できます
そのほか、スーパーやドラッグストアのほか、楽天などのネットショップでも販売されています。